百錬ノ鐵

百合魔王オッシー(@herfinalchapter)の公式ブログです。

『ラブライブ!』が「友情物語」ではなく「ガチ百合」だと知って“逆ギレ”する気持ちの悪い二次創作同人作家(teioteiteio)のお話 #ラブライブ #lovelive #ていお亭ていお

これもTwitterのTLに流れてきたが元の発言が削除されていてよくわからないお話。

とりあえず『ラブライブ!』の二次創作でそれなりに知名度があるらしい「ていお亭ていお(@teioteiteio)」という同人作家が、原作のある回に女性キャラクター同士の「恋愛(当人の言葉を借りれば「ガチ百合」)」を示唆するシーンがあることを知り、それまで恋愛要素のない純粋?な「友情物語」だと思い込んでいたのに、その勝手な期待が裏切られて“逆ギレ”した(当人の言葉を借りれば「引いた」)――といったじつに気持ちの悪い話を、何の恥じらいも自己批判もなく自身のブログに書いて批判を浴び、当該の記事を削除した、というのが事の経緯らしい。

  • なお、その後『ラブライブ!』の制作サイドから、そうした女性キャラクター同士の恋愛感情があくまでも“一過性”のものであったという説明がなされたという。それはそれで事実であったならば批判に値するところだが、私自身は当該の発言はおろか『ラブライブ!』自体も未見であり、論点からも外れるため、ここでは脇に置く。

さて、ていお亭ていおは件のブログ記事を削除した後も、Twitter上で自己中心的な言い訳を延々と書き連ねている(※これらも後にいくつか削除)。

自身が差別主義者である自覚はないらしい。しかし、女性同士のありようをヘテロ男の勝手な基準で「これは友情!/これは恋愛!」などと排他的に規定すること自体の“差別性”について自覚なされた方がよろしいと存じます。

そもそも「百合アニメ(とあらかじめ作者によって定義されている極一部の作品)」でなければ「百合(女性同士の恋愛)」を描いてはならないというのは、まさに女性同士の恋愛を一般社会の世界観から排除・隔離する「性差別」そのものの発想である。

 《狼狽えるじゃありませんか。》とかいわれても「知らんがな」としか言い様がないのでは。なんだか思い込みの激しい人ですね。 

しかしこの人の場合は「百合」が好きとかそうでないとかいう以前に、女性同士の関係性を一方的に「友情」と規定した上で「恋愛」の可能性を異常視・特殊視する、同性愛嫌悪・異性愛至上主義の「差別意識」に無自覚だから批判されているのです。けっして《表面をさらった程度の印象》ではございません。

おそらく例によって、この人自身に「差別」の意図はないと言い張るだろうけれど、結果的にそうなっているのだから、何の反論にもならないよ。

それにしても、二次創作は(私自身は興味のない分野だが、あくまでも一般論として)ファンが原作の世界観に“間借り”した上で、その世界観に準拠とまではいかなくても、なるべく寄り添うようにして、あくまでも謙虚にこっそりと自己表現するものだと思っていたけど、

この人の場合はその主従関係が反転していて、原作が自分の思い通りの展開にならないと“逆ギレ”するのだ。

まるで、ある小説家の熱狂的なファンが、自分の推しキャラが死ぬ展開にブチ切れて作者を監禁・拷問するスティーブン・キングの『ミザリー』みたいだな。

もう無自覚の差別意識がどうとかいう以前に、なんというか、ありていにいって「気持ち悪い」よね、こういう「ファン」は。