「Seku-Maiギャラリー」@新宿2丁目「CoCoLoカフェ」
東京お台場で行なわれたSHANGRI-LAの野外ライヴ終了後、新宿に移動。ディスク・ユニオンでGENOCIDEとGISMのアルバムを予約してから、2丁目の「CoCoLoカフェ」へ。
今月2日から29日にかけて、一ノ瀬文香の最新DVD『Seku-Mai』の発売を記念した「Seku-Maiギャラリー」というイベントが行なわれている。
店の壁を使って、一ノ瀬の大判写真パネル、さらには幼少期や学生時代、ミックス・バーでバイトしていた当時のプライベート写真を掲示。学生時代に「VEE」という名義で描いた、微妙なタッチの自画像やCoccoの似顔絵などをファイルしたものも置いてあった。ちなみに写真は1枚につき7千円〜1万円前後で販売しているとのこと。
しかしこの「CoCoLoカフェ」は店の構造が凹形になっているため、すべての展示物を一望することができず、かといって飲食店の中を客がウロウロ歩き回るのもマナーに反する。私が座ったのは手前側の禁煙エリアだが、帰り際に喫煙エリアを覗くと、『Seku-Mai』の上映(音声なし)に加えて、飾られていた写真もより露出度の高いセクシーなものだった。損した気分だ。
禁煙エリアの奥にある私の席の壁には、ネット配信中のエッセイ漫画『REAL BIAN』のプロットと原画が貼られていた。『REAL BIAN』は今のところ全話目を通していて、プロの漫画家が手がけているわりには台詞回しがぎこちなく、セクマイ関連の情報も整理されていなくて読みづらく感じていたのだけれど、一ノ瀬自身が書いたであろうプロットを読む限りでは、あれでもまだマシになっているのだと確認できた。
食後に限定メニューの「Fカップリン」を注文。一ノ瀬のバストサイズにちなんだものだが、一ノ瀬本人ではなく「CoCoLoカフェ」店長の考案である。
苺プリンが皿に丸ごと盛られており、頭頂部には乳首をあしらった赤い突起がある。小瓶に入った甘酸っぱいソースをかけて、味にアクセントをつける感じ。
実際に食べてみると、ソースの赤も相俟って、なんだかカニバリズム(人肉嗜食)を連想させる。すでにサンドウィッチとパスタをたいらげていたこともあり、半分ほどで断念した。
いくらなんでも腹が苦しいので、新宿公園で休んでいこうと思ったら、フェンスに囲われてトイレにしか入れなくなっていた。JR新宿駅までの長い道程をとぼとぼ歩く。
ところで「CoCoLoカフェ」には場所柄、セクマイ関連の団体やイベントのフライヤーが多数置いてあるのだけれど、その中に「ラエリアン・ムーブメント」の名前を見つけた。ラエリアン内のLGBTメンバーによって構成される「アラミス」というチームの勧誘で、【異星人エロヒム】の託宣によれば同性愛および両性愛は「生物学的に完全に自然」なのだとか。