作品評
『ヒミツノトキ』に続き、グラビア・アイドルの一ノ瀬文香が自身のセクシュアリティである《レズビアン》をコンセプトに制作したDVD『Seku-Mai』を観た。タイトルは言うまでもなく「セクシュアル・マイノリティ」の略である。 とはいっても発売は昨年の11…
(2014年12月24日 更新)「漫画ゼロワン」で配信中の『REAL BIAN』(原作:一ノ瀬文香 作画:水戸雫)が第13話をもって終了し、いったん区切りがついたところで、登場人物と各エピソードの粗筋をまとめてみました。末尾には総評も加えてあります。「漫画ゼロ…
レズビアンのグラビア・アイドル一ノ瀬文香が、週刊誌でのカミング・アウト後に初めて出したイメージDVD『ヒミツノトキ』を観た。ちなみに通算としては9作目に当たる。 約1時間の本編では、ロリータ系アイドルの高見沢ちぃを相手に、女同士の恋愛模様を描い…
以下のページを加筆修正しました。 ゲイは腐女子よりも“偉い”のか?〜桃井アロム『ゲイ恋リアル』 しばらく入手困難だったのが今年の3月にようやく文庫化された、ゲイ団体「ピアフレンズ」代表・石川大我の著書『ボクの彼氏はどこにいる?』(刊:講談社)…
「サンデー毎日 2009年4月12日増大号」内 『映画も人の世も最初に「道」を切りひらく「誰か」が存在する』 (P36 著:木下昌明 刊:毎日新聞社) かつて映画の主人公に、観客(筆者)は安心して同化しラブシーンにうっとりしたものだが、近年、男同士や女同…
いちいち真面目に取り上げるのも大人気ないとは思うのだけれど、書いている本人はいたって大真面目だったりするかもしれないから、あえて“ダメ出し”しておく。 「ENJOY MAX」なる雑誌(刊:笠倉出版社)の『日本最強アーティスト列伝!!』という特集記事の中…
新宿2丁目のゲイバー「九州男(くすお)」で行なわれた、アメリカの絵本『タンタンタンゴはパパふたり』の日本語訳出版記念パーティーに足を運びました。 雄ペンギンの同性カップルを描いた作品で、ニューヨークのセントラル・パークにある動物園で実際に起…
MSNで現在公開されている『今見たい“旬の女優16人”出演映画徹底ガイド』という特集記事の中で、宮崎あおいが取り上げられており、『富江 最終章 〜禁断の果実〜』も紹介されているのですが――あまりにもデタラメな解説にがっかりしてしまいました。>ある日…
(2007年11月5日 追記) 文章の内容を自分に都合良く曲解し「Ossie様もすでにおとボクの魅力はおわかりのご様子。」などと擦り寄ってくる気色の悪い馬鹿がいて非常に不愉快なので、削除しました。
レインボー祭りの前に、渋谷の「東急BUNKAMURA」で開催されている、オディロン・ルドンの展覧会「ルドンの黒」に足を運びました。百合漫画と同じくらい妖怪漫画が好きな僕にとって、 ルドンは水木しげると並ぶ妖怪絵師です。とくに気に入っているのは、あのタ…
「恐怖とSF幻想世界のヒロイン情報誌」を謳う『幻想クイーン』というムック本が出てまして(刊:あおば出版)、そのVol.1は『ホラー・ヒロイン』と銘打たれ、アイドルが主演した和製ホラー映画を特集しています。表紙に安藤希と宮崎あおいの名前があり、「…