『いさなのうみ』のレビューについて
<名前>
勇魚 瀛
<メッセージ>
「いさなのうみ」ですよ、「いさなの海」じゃなくて。
さて、“精”自体がファンタジーだから、
「両親は?」なんてツッコミは無粋です。
「謎の転校生」… その手のって、いちいち家族まで描いてないでしょ? それと同じこと。
>「いさなのうみ」ですよ、「いさなの海」じゃなくて。
ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。
>さて、“精”自体がファンタジーだから、「両親は?」なんてツッコミは無粋です。
それは違いますね。『いさなのうみ』は難解な方言の使用や明け透けな会話からもわかるとおり、基本的には(良い意味でも悪い意味でも)かなり《リアリズム》に比重を置いた作品です。そんな中で「鯨の精」という《ファンタジー》の要素を消化できておらず、作品としてちぐはぐになっています。
それを「ファンタジーだから、」と仰るのであれば、たんに《出来の良い「ファンタジー」》と《出来の悪い「ファンタジー」》があって『いさなのうみ』は後者であるというだけのことですね。